2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧
現在、遠藤秀紀著「人体 失敗の進化史 (光文社新書)」(光文社新書)を読んでいる。この本、人体が如何に元からあるパーツを設計変更して進化してきたかが書かれている。内容も面白いのだが、図面や写真を同時掲載しないと内容を理解しにくい構成になってい…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (下)―ゲノム解読から遺伝病、人類の進化まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 共通の祖先から分かれて以降の時間が短いため、人種集団に見られる違いの大半は自然選択によるものと考えられる。そんな…
遠藤秀紀著「人体 失敗の進化史 (光文社新書)」(光文社新書)からの抜粋。 脊椎動物では、初めから骨らしい骨が備わっていたわけではない。骨はどのようにして身体に備わったのだろうか。 太古の魚にとって、生きていくのに必要なミネラルをどう保持するか…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (下)―ゲノム解読から遺伝病、人類の進化まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 DNAを増やす原因としていっそう大きいのが、自らを複製してゲノム中の二カ所以上に入り込む遺伝子配列があることだ。…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (下)―ゲノム解読から遺伝病、人類の進化まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 現在、ヒトの遺伝子数は約3万5千個と推定されているが、これでもまだ人間が遺伝的に実際よりも複雑であるかのような印…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 スターリンクは、ヨーロッパの多国籍企業アドベンティス社が開発したBtトウモロコシである。スターリンクのBtタン…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 Btは、1901年、日本の蚕が壊滅的被害を受けたときに発見され、1911年、ドイツのチューリゲン州でスジコナマ…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 遺伝子組み換え食品に関する論争が渦巻いている今日、私たちは何千年も昔から遺伝子改良をした食物を食べていたという…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 根頭癌腫病は、植物の茎のあたりに見苦しいごつごつした瘤ができる病気である。この病気を起こすのは、アグロバクテリ…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 1962年10月、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」が「ニューヨーカー」誌に連載され、一大センセーションを巻き…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 ウシ成長ホルモン(BGH)は、多くの点でヒトの成長ホルモンと似ているが、このホルモンは雌ウシの乳の生産量を増や…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 「定向分子進化法」と呼ばれる方法は、自然選択のプロセスをまねたものである。自然選択では、突然変異によって新たな…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 遺伝子組み換え技術を使えば、事実上すべてのタンパク質を細胞に作らせることができる。そこから当然、次のような疑問…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 ハーバード大学のレーダーのグループは、がんを研究する過程で、乳がんをとくに発症しやすいマウスの系統を作った。遺…
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著「DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス)」からの抜粋。 細胞内におけるRNAの主要な役割がわかったことから、興味深い疑問が生じた。DNAの情報をアミノ酸配列に翻訳する…