2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

グリセミック指数

岡田正彦著「人はなぜ太るのか―肥満を科学する (岩波新書)」からの引用。 肥満との関係で、もう一つ重要な栄養素がぶどう糖である。いわゆる血糖値は、血液中におけるぶどう糖の濃度をあらわしたものである。 その血糖値の上がり方が、同じ炭水化物でも食品…

第19回化学物質と環境円卓会議

昨日、地域連携に基づく環境教育の推進をテーマとした「第19回化学物質と環境円卓会議」を傍聴してきた。NPO、産業界、そして行政から地域密着型の環境教育の取り組みについて話題提供が合った後、討論となった。 産業界からの話題提供のなかで、今後の…

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞

岡田正彦著「人はなぜ太るのか―肥満を科学する (岩波新書)」からの引用。 皮下や内臓には脂肪細胞なるものが多数ある。脂肪細胞は二つの種類、つまり白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞に分けることができるが、圧倒的に多いのは前者の方で、脂肪内に大量の脂肪滴(…

三大栄養素の基本

11月の成人検診でメタボリックシンドロームだと言われた。体重は去年よりも1キロ減っているのだが、血圧が少し高くなっているのと、原因がわからないが中性脂肪の数値が80ほど上昇していた。そんななか、本屋で本を物色していると、岩波新書の「人はな…

新発明の不足

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 貧しい国の発明家の悩みを想像してみよう。ある発明家が、自国の経済発展に貢献できるような新しい科学的アプローチを思いついたとしても、のちに地元の市場で売り出したときの儲…

9.11が起きた当時を思い出してみると

「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」のなかで、ジェフリー・サックス氏は、9.11が起きたとき「第三次世界大戦の勃発だ」とか「武力制裁を行うべき」という世論の風潮が渦巻いていたことに危惧し、貧困の撲滅こそが紛争をなくす手段であることを訴え…

ISBN:4152087234:titleをサウナに忘れる

先週の日曜日、いつも午後行くサウナに「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」を忘れてきてしまった。その影響で、ここ二三日ブログの更新を怠ってしまった。同時並行で読んでいる「ウェブ人間論 (新潮新書)」(新潮新書)は、梅田望夫氏と平野啓一郎氏の…

文化の壁

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 政府が国を前進させようと努力しても、文化的な環境が開発の妨げになることがある。たとえば、その社会の文化的・宗教的な規範が女性の役割を制限している例は多く、そうなると国…

財政の罠

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 個人の経済状態が悪化していなくても、政府の財源が乏しいために、経済発展の基盤となるインフラストラクチャーが整備できない場合もある。たとえば国民健康保険や道路建設、電線…

自然地理学

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 貧困の罠という解釈が適切な診察だとしても、貧しい国のなかで貧困の罠に陥る国とそうでない国ができるのはなぜかという疑問が残る。その答えは、ふだん見逃されがちな自然地理学…

貧困の罠

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 最貧国にとって大きな問題は、貧困そのものが罠になっていることである。極度の貧困に陥っている場合、貧しい人びとはその窮地から(自分自身で)脱出する力をもたない。それはな…

人口の罠

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 貧困の罠に陥る理由の一つは、人口の罠にある。貧しい家族ほど多くの子供をもとうとするからだ。その気持ちもわからないではないが、結果は悲惨なことにもなりうる。貧しい家族に…

経済開発の梯子

ジェフリー・サックス著「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」から引用。 世界の豊かな地域と貧しい地域のあいだに想像しがたいギャップがあり、そのあいだにさまざまな段階があることがわかる。発展の過程で、科学とテクノロジーが重要な役割を果たして…

被告口頭尋問

12月1日に被告に対する口頭尋問が行われた。今回は傍聴に行けなかったので、環境ホルモン濫訴事件掲示板を参考にコメントする。 今回の尋問では、両陣営の弁護士の質の差が大きくでたかたちになっているみたいだ。被告側弁護人の尋問は、非常にまとまった…