<span style="font-weight:bold;">森林破壊への取り組み</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 森林破壊の背景には、途上国の貧困や急激な人口増加という問題があり、また多くの途上国が財政難に陥っていることから、自力による森林の保全・造成への取り組みを阻んでいます。
 このため、先進国主導により「持続可能な森林経営」という考え方にもとづいて、熱帯林の保全に向けた国際的な取り組みがなされています。
 また、国連食糧農業機関(FAO)により、熱帯林の適正な開発と保全を図ることを目的とした熱帯林行動計画による支援や、国際熱帯木材機関(ITTO)による取り組みなどが行われています。さらに、世界各国の企業やNGO/NPO、市民団体などが植林活動を行っています。

 ここに書かれている対策は、主にアジアやアフリカに対するものだと思います。もっとも深刻な状況下にある南米では、貧富の差が最大の問題となっているようです。

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