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<span style="font-weight:bold;">環境ラベルの種類と特徴</span>

eco検定

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 現在、さまざまな環境ラベルが使われていますが、環境ラベルには日本工業規格で標準化したものと法規制等で決められたもの、および地方自治体で独自に決めたものなどがあります。
(1)日本工業規格で定めている環境ラベル
 日本工業規格では、ISO規格のもとに、環境ラベルを次に示す3つのタイプに分けています。
a.タイプ?環境ラベル
 学識経験者、有識者などの第三者が、環境配慮型製品の判定基準を制定し、認証するものです。日本ではエコマークが該当します。この種の環境ラベルは、各国で発行されています。
b.タイプ?環境ラベル
 企業や業界団体などが独自の基準を設定し、自主的に制作した環境ラベルです。企業や業界団体が基準を満たしたと判断した製品に対して自ら付与するものです。製品の環境改善を市場に主張するときや、宣伝広告などに使用されます。
c.タイプ?環境ラベル
 タイプ?、タイプ?の環境ラベルと異なり、基準がなく、製品の環境負荷をLCA(ライフサイクルアセスメント)による定量的なデータとして表示し、環境配慮型製品としての判断を購入者に委ねるものです。ここで表示されるLCAの結果は、第三者の審査機関で検証されたものだけです。
 この環境ラベルは、現在、スウェーデンやカナダなどで実施されており、日本でも(社)産業環境管理協会が「エコリーフ環境プログラム」を、(財)日本ガス機器検査協会が「EPDプログラム」をスタートさせています。

(2)法律規制で決められた環境ラベル
 法規制等で決められた環境ラベルには、資源有効利用促進法にもとづいて指定指示製品に義務づけられている識別表示マークや省エネルギーラベリング制度による省エネラベル統一省エネラベルがあります。
 識別表示マークは、指定表示製品の材質を示すもので、分別回収やリサイクルを通して資源の有効利用を促すことを目的に表示したものです。
 省エネルギーラベリング制度は、機械器具の性能向上を目的として、省エネ法で定められたトップランナー方式の省エネルギー基準に関する情報を表示することを定めた制度です。この制度で使われているラベルが省エネラベルで、表示方法は2008年にJIS規格で標準化されています。2009年現在、エアコン、蛍光灯器具、テレビ、電気冷蔵庫など16品目を対象に、省エネルギー基準の達成度合いを示す省エネ性マーク(緑:目標達成、橙:目標未達)と、省エネルギー基準の達成率、エネルギー消費効率、目標年度の4項目の情報(図表3ー34参照)が決められています。
 統一省エネラベルは、2006年の省エネ法の改正により小売業者に対する省エネルギー情報提供の努力義務が規定されたことから、省エネラベルをもとに省エネ性相対評価(省エネ達成割合)、年間の目安電気料金(ガス石油機器については、年間の目明日燃料使用量)、製造事業社名等を記載したラベルで、エアコン・冷蔵庫・テレビについて2006年10月より開始されました(2009年5月より電気便座が追加)。このラベルは、カタログや販売店の下げ札などに表示され、消費者が省エネルギー性能の高い製品を選べるようにしています。

 JISで決められた環境ラベルは種類あることを覚えておきましょう。タイプ?、?、?があり、それぞれ定義が異なっています。環境ラベルというと第三者が認定するものと思いがちですが、第三者が認定しいるのは、タイプ?のみです。タイプ?は、企業や業界団体で決めることができるマークで、各社でいろいろなマークを作成し、使用されています。
 タイプ?は、消費者に判断を委ねているのが特長です。
 法律規制で決められたマークは、省エネラベルと統一省エネラベルとがあります。省エネラベルは、トップランナー方式の達成目標に対してどこまで行っているかを表したものです。緑色のマークは省エネ基準達成率100%以上の製品だけに付けることが許されています。
 統一省エネラベルは、小売業が提示しなければいけないラベルです。従って、小売店へ行くと、製造メーカーが表示手いる省エネラベルと小売業が表示しなければならない統一省エネラベルが両方表示されています。
 また、製造業のカタログには当然のことながら、省エネラベルだけが記載されています。
 環境ラベルは、毎回一問は出題されているので、p.138、p.139の欄外にあるマークは覚えておきましょう。p.155の欄外にあるMSC(海洋管理協議会)のマークは引っかけ問題として出されたことがあるので、このマークも覚えておきましょう。


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