<span style="font-weight:bold;">モーダルシフト</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 モーダルシフトとは、貨物輸送をトラック輸送から環境負荷の少ない鉄道輸送や船舶輸送に切り替えることです。1トンの貨物を1km輸送するさいの二酸化炭素排出量は、鉄道、船舶と自家用貨物車では、大きな差があります。

 自家用貨物車とは、「自らの荷物の輸送(商店での配送や仕入れなど)に用いることしかできないもの」だそうです。白ナンバーで運送事業で使用されていないものです。図表3−13 1トンの荷物を1km運ぶのに発生する二酸化炭素量(p.109)を見ると、自家用貨物車がダントツに多くなっています。
 欄外にある人の移動当たりの二酸化炭素排出量(g-CO2/人キロ)を見ると、営業用乗用車(タクシー)388、自家用乗用車168、航空109、バス51、鉄道19となっています。タクシーが自家用乗用車より多いのは、乗客を乗せずに流している時間が多いからでしょう。人の移動でも、鉄道が一番負荷が少ない結果になっています。

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