<span style="font-weight:bold;">エネルギー消費の現状</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 現在のエネルギー消費の状況を見てみましょう(図表2ー34参照)。
 世界のエネルギー消費量は、着実に増え続けています。
 北米・欧州などの先進国が3分の1程度以上を消費していますが、その増加率は比較的低い伸びになっています。一方、中国、インド、ロシア、ブラジルなど新興国は、人口増加と経済発展により、一次エネルギー消費の増加が続いており、2006年の国別消費量は、1位米国、2位中国、3位ロシア、4位インド、5位日本の順となっています。
 日本のエネルギー消費量は、第一次石油危機(1973年)ごろまでは産業部門を中心に大きく増加してきましたが、1980年代半ば以降は民生部門(家庭部門・業務部門)と運輸部門を中心に増加しています。家庭におけるいっそうの省エネ対策が必要です(図表2ー35参照)

 一次エネルギー野消費量は、2006年段階では、1位がアメリカ、2位が中国となっています。
 図表2−35を見ると日本のエネルギー消費量は、産業部門と運輸部門がが横ばい、民生部門(家庭部門・業務部門)が増加に見えます。
 今年から実施される改正省エネ法でもオフィスなどの業務部門への対策が強化されています。

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