2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オゾン層破壊への取り組み

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 国際的な取り組みとしては、1985年に「ウィーン条約」が、また1987年には「モントリオール議定書」が制定されました。その後、規制を強化する改正が行われ、特定フロンの生産を19…

オゾン層破壊の影響

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 オゾン層が薄くなると、有害な紫外線(UV−B)がオゾン層で吸収されずに、地表への照射量が増え、生物のDNAに大きなダメージを与えます。その結果、皮膚がんや白内障などの疾病が増加す…

オゾン層破壊のメカニズム

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 フロンは大気中に放出されると分解されることなくゆっくりと拡散・上昇し、15年程度かけて成層圏に到達します。成層圏に達したフロンは、紫外線により分解され塩素原子を放出します。この…

<span style="font-weight:bold;">フロンの現状は</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 フロンは化学的に安定した性質をもっているため、さまざまな用途に使われていました。日本では、1995年にオゾン層破壊性の大きい特定フロン(CFC)の生産が全廃され、破壊性の小さな…

<span style="font-weight:bold;">オゾン層の破壊とは</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 地上から高さ約10数キロメートルから50キロメートルまでの成層圏にはオゾン層があって、太陽光線に含まれる有害な紫外線を吸収する重要な役割があります。このオゾン層により、生物は海…

<span style="font-weight:bold;">地球温暖化による経済的影響 スターンレビュー</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 2006年に発表された「スターンレビュー」は、地球温暖化をもたらす気候変動に対して、早急に、しかも断固とした対策をとることが、対策を実施しなかった場合の経済的損失を大幅に軽減で…

<span style="font-weight:bold;">IPCC第4次評価報告書が示す地球温暖化の影響</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 2007年11月、IPCC第4次評価報告書統合報告書が発表され、地球温暖化の実態と将来の気候変化の予測について自然科学的根拠にもとづいて報告しています。 温室効果ガスの増加と地球…

<span style="font-weight:bold;">温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)</span>

海底2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより温室効果をもたらす気体の総称。二酸化炭素と、メタン、一酸化二窒素、HFCなどのフロン、SP6などがある。温室効…

<span style="font-weight:bold;">温室効果のメカニズム</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 大気中に微量に存在する温室効果ガスは、太陽から与えられたエネルギーによって地球表面から放射される赤外線を吸収します。大気全体が暖められると、大気はその温度に応じた光を放射し始め…

<span style="font-weight:bold;">ヒートアイランド現象への取り組み</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 ヒートアイランド現象の対策は、人工排熱量を減らすことと、地表面からの輻射熱を減らすことが重要です。エネルギー効率のよい電気製品や温熱機器、燃料効率の高い自動車の開発・普及などに…

<span style="font-weight:bold;">ヒートアイランド現象の影響</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 ヒートアイランド現象による生活への影響には、次の点があります。 温度上昇による真夏日・熱帯夜の増加、熱中症発生の増加など エアコン用エネルギー使用の増加。その結果、ヒートアイラン…

<span style="font-weight:bold;">ヒートアイランド現象とは</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 ヒートアイランド現象は、都市部の熱汚染現象です。都市の中心部の気温を等温線で表すと郊外に比べ島のように高くなることから、ヒートアイランド現象と呼ばれています。 その原因は、都市化…

最終処理場の残余年数と残余容量

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 廃棄物処理の最終段階は、最終処分場での埋め立てです。最終処分場の建設は膨大な費用と広大な土地が必要となり、また廃棄物処理施設は、いわゆる”迷惑施設”であることから地域住民などの感…

<span style="font-weight:bold;">岐阜市椿洞(つばきぼら)不法投棄事案</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 1988(昭和63)年から16年間にわたり行われた不法投棄事案です。2004年3月、岐阜市椿洞において、廃棄物処理業者による75万立方メートル以上に及ぶ木くず、コンクリートがら…

<span style="font-weight:bold;">青森・岩手県境不法投棄事案</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 青森県と岩手県の県境にまたがる国内最大規模の産業廃棄物不法投棄事案です。1999(平成11)年11月、青森・岩手両県警の合同捜査本部が強制捜査に着手し発覚しました。不法投棄され…

<span style="font-weight:bold;">豊島(てしま)不法投棄事案</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 悪質な廃棄物処理業者により、1975(昭和50)年から1990(平成2)年にかけて、シュレッダーダストや廃油、汚泥などの産業廃棄物を大量に事業場に搬入して投棄・野焼きされた不法…

<span style="font-weight:bold;">産業廃棄物の不法投棄の実態</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 廃棄物は、廃棄物処理法に定める適正な方法によって処理しなければなりません。ところが、処理費用の負担軽減などの利己的な理由により適正な処理をせずに、山林や原野に勝手に捨てる不法投…

<span style="font-weight:bold;">廃棄物の排出量の現状</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 環境省の資料によると、一般廃棄物の2006(平成18)年度の総排出量は5,204万トン(対前年度比1.3%減)です。再生利用量・リサイクル等が着実に増加していることから、最終処…

<span style="font-weight:bold;">廃棄物にはどのようなものがあるか</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 「廃棄物処理法」では、「廃棄物」とは、ごみ、粗大ゴミ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他汚物または不要物であって、固形状または液状のもの(ただし、放…

<span style="font-weight:bold;">悪臭に関する苦情の発生状況</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 2007(平成19)年度の悪臭苦情の件数は17,533件で、4年連続で減少しました。都道府県別では、東京都、愛知県、埼玉県、神奈川県、大阪府の順となっており、上位5都府県で全国…

振動に関する苦情の発生状況

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 2007(平成19)年度の振動苦情の件数は3,384件で、前年に比べ231件、約6.4%の現象となっています。都道府県別では、騒音と同様に都市圏に苦情が集中しています。東京都が…

<span style="font-weight:bold;">騒音に関する苦情の発生状況</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 環境省調査によると。2007(平成19)年度の騒音苦情の件数は16,434件で、前年に比べ758件減少しています。都道府県別で見ると、やはり都市部での苦情件数が多くなっています…

<span style="font-weight:bold;">都市化にともなう環境問題</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 都市化における環境問題は、すでに18世紀ごろのロンドンで発生していました。特に、食品廃棄物や排泄物などの廃棄物による汚染や石炭暖房による大気汚染が進行し、19世紀にかけて深刻な…

<span style="font-weight:bold;">土壌汚染とその対策</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 土壌汚染の特徴は、水や大気と比べて移動性が低く土壌中の化学物質も拡散・希釈されにくいことから、いったん汚染されると長期にわたり汚染状態が継続し、放置すれば人の健康に影響を及ぼし…

<span style="font-weight:bold;">水質汚濁とその対策</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 水質汚濁とは、河川・湖沼・海洋などの水質が、自然現象や人間活動、つまり工場、事業場からの排水や家庭からの生活排水によって汚染されることをいいます。水質汚濁は、直接または間接的に…

<span style="font-weight:bold;">大気汚染とその対策</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 大気汚染物質の発生源には、火山の噴火など自然に発生する自然発生源と人間の社会活動にともなって発生する人為的発生源があります。人為的発生源には、工場などの固定発生源、自動車、航空…

<span style="font-weight:bold;">公害問題から地球環境問題へ</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 日本で公害問題に対する対策が強化されつつある一方、世界各地で環境に影響を与える事故や環境被害が発生しました。1972年、ローマクラブが発表した「成長の限界」と「国連人間環境会議…

<span style="font-weight:bold;">「公害国会」そして「環境庁」による公害対策強化</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 日本各地に発生した公害問題に対して、国は1967(昭和42)年に「公害対策基本法」を制定しました。また、1970(昭和45)年末の臨時国会は「公害国会」と呼ばれ、公害関連法令の…

<span style="font-weight:bold;">高度経済成長時代の公害問題</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 戦後の重化学工業化が急激に進んだ高度経済成長期(昭和30〜40年代)には、産業公害が社会問題となりました。特に、「四大公害病」は、対策実施の遅れや規制法令の未整備のため、地域住…

<span style="font-weight:bold;">日本の公害問題の始まり</span>

改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。 日本の公害問題は、明治時代に栃木県渡瀬川流域で発生した足尾銅山鉱毒事件が原点と言われています。 1890(明治23)年ころから、渡瀬川上流の鉱山で生じる鉱さい(銅を精製するさいに…