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使い切れないもの

毎年、冬に最後まで使えきれないものがある。メンソレータムのリップスティック。人間50を過ぎると、どうしても冬肌が乾燥し、当然唇も乾き、ひび割れに見舞われる。そして、必須になるのがメンソレータムのリップスティックだ。しかし、このリップスティック、一冬ではまずなくならない。最後まで使い切ることなく捨てる羽目になる。

考えてみると最後まで使えきれないものは、それ以外にもけっこうある。僕の場合、整髪料系が多い。日頃からつける習慣がなく、髪の毛の寝癖直しに使うぐらいが関の山のため、一年経ってもなくならないのだ。

今はたばこを吸わなくなったので、これ以上増えることがないが、100円ライターも使えきれないものの代表だった。その残骸は、今でも部屋にまとめたかたちで存在している(捨てるためにする作業がめんどうだからだ)。

風邪薬などの常備薬もその仲間かもしれない。必要なときに部屋になく、ふらふらになりながら薬局に買いに行くことは多々あるが、治ってしまえば、一年以上使わなくなるケースがほとんどだ(幸い毎年風邪をひくというほど頭がよくない)。すると使用期限が切れ、捨てる羽目になる。

ものを大切に扱うべきなのは重々わかっているのだが、いかんともしがたい現実がそこにある。