<span style="font-weight:bold;">二酸化炭素排出量を表示する旬産旬消の試み</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 環境に配慮した生活の意識の高まりとともに、栄養も高く、安価でおいしく、環境への負荷も少ない旬の食材をもっと食生活に取り入れようという試みも行われ始めました。地元で取れたものを地元で消費する「地産地消」に見習って、旬のものを旬の時期に食べる「旬産旬消」への取り組みです。
 2009(平成21)年の秋からは、「科学技術振興機構」の実験のひとつとして、名古屋市のスーパーで「旬産旬消」を促し、地域ぐるみで二酸化炭素抑制を目指す試みが行われます。店頭の野菜や果物などの表示に、運送方法や栽培方法が記され、二酸化炭素排出量も数値化して表示し、二酸化炭素排出量が少ないものを購入すると、ポイントがもらえるという仕組みです。
 また、農産物、魚介類が豊かで食の宝庫といわれる千葉県でも、(1)千葉県の顔が見えるプロモーション、(2)千葉県の特徴を活かした流通体制の確立、(3)お客さまが求める商品づくり、産地とお客さまの双方向交流の実現をめざし、地産地消が進められています。食品部門での二酸化炭素削減への取り組みにはめざましいものがあります。p.151

 「地産地消」、「旬産旬消」も問題によく出てきます。意味を理解しておきましょう。

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