<span style="font-weight:bold;">環境アセスメントとは</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 交通の便をよくするための道路や空港、水を利用するためのダム、生活に必要な電気を得るための発電所などは、人が豊かな暮らしをするためには必要なことですが、いくら必要な開発事業であっても、環境に悪影響を与えてよいはずはありません。開発事業による環境への悪影響を防止するためには、事業の内容を決めるにあたって、利益や事業の採算正だけでなく、環境の保全についてもあらかじめよく考えておくことが重要となります。このような考え方から生まれたのが、環境アセスメント(環境影響評価)制度です。

 環境アセスメントは、環境アセスメント 開発事業と自然環境で一度登場しています。今回は、もう少し詳しい説明です。
 環境アセスメントとは、開発事業の内容を決めるにあたって、それが環境にどのような影響を及ぼすかについて事業者自らが調査、予測、評価を行い、その結果を公表して国民、地方公共団体などからの意見を聴き、それらをふまえて環境への保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていこうという制度です(p.128欄外)。

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