<span style="font-weight:bold;">CRSの進展に向けて</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 今日の日本におけるCRSへの関心の高まりは、欧米におけるCRSの議論や社会的責任投資(SRI)の進展、また、相次ぐ企業の不祥事に対し透明性を求める社会の声に対応する形で進展してきました。また、自主的なCRSの動きだけでなく、法的な制約を含む内部統制により企業不祥事を防ぐ動きも出てきています。
 ISOでも、会社に限定せずに組織の社会的責任(SR)の規格として、ISO26000の検討が進んでおり、2010年の発効が予定されています。

 内部統制とは、「一般に企業などの組織内部において、違法行為や不正、ミスやエラーなどが行われることなく、組織が健全かつ有効・効率的に運営されるよう各業務で所定の基準や手続きを定め、それに基づいて管理・監視・保証を行うこと。(IT情報マネジメントHPより)」だそうです。その目的は、業務の有効性および効率性、財務報告の有効性、事業活動にかかわる法令遵守、資産の保全です。会社経営健全化を目的とした総合的な監査・見直し機能です。

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