<span style="font-weight:bold;">使用済み小型家電からのレアメタルの回収</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 携帯電話、ゲーム機、デジカメなどの小型家電製品には、金、銀などの貴金属やニッケル、クロム、マンガン、リチウムなどのレアメタルを含めてさまざまな金属が含まれています。これらの使用済み製品を鉱石に見立てて「都市鉱山」と呼ばれています。国内で廃棄するレアメタル等の鉱物資源は相当量になっているといわれています。
 携帯電話などの小型家電製品は、現時点では各種リサイクル法の対象ではなく、使用済みとなっても回収・再資源化の体制が確立していませんが、レアメタルリサイクルを目的とした小型家電の回収等の自主的な取り組みが一部の地方自治体で始まっています。また、モバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)は使用済みの携帯電話・PHSの本体、充電器、電池の自主的な回収を全国的に展開しています。

 プリント配線基盤やバッテリーには、貴重なレアメタルが微量ですが、多く使用されています。これらを効率よく回収し、リサイクルするシステムを確立することは重要です。

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