<span style="font-weight:bold;">砂漠とは</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 砂漠化については、1994年の国連砂漠化対処条約(UNCCD)で、次のように定義されています。
 「乾燥、半乾燥、乾燥半湿潤地域におけるさまざまな要素(気候変動および人間の活動を含む)に起因する土地荒廃
 砂漠は、降雨量が少なく、乾燥していて、植物が生育しにくい地域をいいますが、砂漠化とはこのような地域が広がることを意味しています。
 砂漠化によって一度表土が失われると、再び多くの微生物が生息する肥沃な土地を取り戻すには、数世紀もの年月がかかるといわれています。
 砂漠化の進行は、農業生産の低下、黄砂のような大気汚染現象にも影響します。

 日本には、砂丘こそあれ、砂漠はありません。従って、砂漠の深刻さを体感できる環境が少ないかもしれません。
 しかし、世界的に対応策を含めもっとも深刻な環境問題の一つが砂漠化です。

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