<span style="font-weight:bold;">酸性雨の影響は</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 酸性雨によるもっとも深刻な影響として心配されるのは、湖沼での生物の生息環境の悪化、森林の衰退です。酸性雨が木々に直接影響するだけでなく、土壌が酸性化して土の中の栄養分が溶け出したり、植物に有害な成分が溶け出して木々が枯れたりします。日本の森林では被害は顕在化していませんが、ヨーロッパでは、ドイツのシュバルツバルト(黒い森)が黄色い森に変わってしまうなど、酸性雨の影響とされる現象が現れました。その他に、次の影響が心配されています。

  1. 湖沼に住む魚類の減少・死滅
  2. 建造物や金属性構造物、文化財などの溶解被害

p.67

 ドイツのシュバルツバルト(黒い森)は、酸性雨の象徴として有名で、酸性雨と一緒に問題にでてくる場合があります。頭のどこかに置いておきましょう。

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