<span style="font-weight:bold;">地球温暖化による経済的影響 スターンレビュー</span>

 改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。

 2006年に発表された「スターンレビュー」は、地球温暖化をもたらす気候変動に対して、早急に、しかも断固とした対策をとることが、対策を実施しなかった場合の経済的損失を大幅に軽減できるとの経済的メリットを報告しています。具体的には、今後、何の対策もとらずに気候変動を進行して地球温暖化が続いた場合、世界の年間GDPの5〜20%に相当する損失を被る可能性があると警告しています。一方、早急に対策を実行し、2050年までに温室効果ガスの排出量を25%程度削減して二酸化炭素濃度を500〜550ppmに安定化させた場合、その対策にかかる費用は世界の年間GDPの1%程度ですみ、温暖化にともなう深刻な被害を回避できると予測しています。

 この項目も改訂前テキストにはありませんでした。仕上がって要チェックです。経済効果から環境問題に警鐘をならしたという意味で「スターンレビュー」は有名です。発表された年度とともに覚えておきましょう。
 コラムのゴア元副大統領の「不都合な真実」は、名前ぐらいは覚えておきましょう。

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