改訂2版「eco検定テキスト」(東京商工会議所編著)からの引用。
日本の公害問題は、明治時代に栃木県渡瀬川流域で発生した足尾銅山鉱毒事件が原点と言われています。
1890(明治23)年ころから、渡瀬川上流の鉱山で生じる鉱さい(銅を精製するさいに出るガス)が洪水で渡瀬川にたびたび流出して流域の土壌を汚染し、農作物に大きな被害を及ぼしました。結局、住民は移住することを余儀なくされ、汚染地域は遊水池とする措置がとられました。p.42
明治時代・渡瀬川流域・足尾銅山・土壌汚染と関連づけて覚えてください。日本最初の公害問題とされています。
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