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モバイル・コンピューティングの潜在的な市場規模

 小林雅一著「モバイル・コンピューティング」(PHP研究所)からの引用。

 2009年9月現在で、日本における携帯電話の加入数は1億1000万人余りだが、中国では約7億1000万人、インドでは約4億6000万人に達する。
 携帯電話の基地局は、設置コストが比較的少なくて済むので、アフリカのような発展途上の地域でも急速に普及している。
 ウガンダでは、電気(発電所を中心とする配電網)は全国民の10%にしか普及していないのに、携帯電話の普及率は30%にも達する。ウガンダの国民は自動車のバッテリーや太陽電池を使って携帯電話機を充電し、それを家族船員で共有している。彼らにとって携帯電話は、家族や親戚の安否を確かめる上で不可欠なものだ(CNET News記事「Foor Uganda's poor, a cellular connection」より)。
 全世界における携帯電話の普及台数は2005年に22億台、2007年には33億台に達し、そう遠くない将来に50億台に達すると見られている。

 日本のように国土が比較的狭くて閉じられた島国では、光ファイバーなどによる通信網が現実問題として設置可能だし、設置されている。しかし、大陸となると、まして町と町がかなり離れた環境化に置かれている地域では、光ファイバーなどの物理的な通信網の実現の可能性は一気に失われてしまう。
 電気にしても、いまから導電線などの物理的なシステムを設置していくよりも、太陽電池を応用したスマート・グリッド式で設置していく方がコスト的に有利になると思う。
 グリーンエネルギーを利用して比較的小規模な発電を行える場所を数多く設置し、ネットワークでつなげていく。そのときにどうゆう送電方法がとれるかがポイントになる。
 電気をうまく電磁波に変換して安全に送電できるシステムができれば、設置コストはさらに押さえられるような気がする。
 将来的に、宇宙で発電することも含めると、人類にとって必須のテーマだと思う。
 こんなことを考えていると、もう銅線や光ファイバーを利用した通信ではなく、無線が中心となる通信が主流になるのも当然に思えてくる。
 机のそばでしか、作業ができないディスクトップ型のパソコンが朽ちてしまうのも案外早いのかもしれない。