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「降りる人もしくは出る人が先」というルール

覚書

 暗黙のルールの中に、「降りる人もしくは出る人が先」というものがあると思う。電車の乗り降りや店の出入りを効率よくするためのとされているが、実際のところ、どの程度効果があるのかは定かでない。それでも、ルールを決めておいてくれれば、迷うこともなく、ストレスも感じないで済むことが多い。
 例えば、通路の右通行や左通行。これはどちら側でもいいのだが、どちらかに決めてもらった方が歩きやすい例だと思う。よく交差点でX方向に横断歩道が設置されてる場合横断歩道の交差する場所でどちらをすり抜ければいいのか考えた末にお見合いをするケースが多々ある。こういう場合も「迷ったら右」とか暗黙のルールがあればなあと思うことがある。
 このように、明らかに無駄や効率を追求した結果ではなく、こうあった方が便利だという暗黙のルールは存在すると思う。はじめに書いた「降りる人もしくは出る人が先」もその一つだ。ところが、これをがんとして守ろうとしない人がいる。乗車口の真ん前立って、降りる人をよけるわけでもなく、ただ立ちつくし前へ進もうとする。こういう人を結構見かける。この場合の心理状況はどんなものなのだろうか?
一、身体や反射神経に自信がなく、決められた時間内に電車へ乗ることができないと思っている。
二、関西出身で、ルールを守ろうとする習慣がない。
三、視野が狭く、周りが見えない。
 一と三は、年を重ねた人に多いような気がする。実際、真剣な眼差しで乗車口に立ちすくしている人をよく見かける。年とともに視野が狭くなるという話はよく聞くので、我々が想像している以上に視野が狭くなっているのかもしれない。ただ、こういう人に限って、電車を降りた後、乗り継ぐ電車で座ることを目指し、階段を駆け上がっていったりするのだが・・・。
 二に関しては、習慣の違いなのでしょうがないとあきらめるしかない。
 従って、「守ってくれなければ困るんですよ」と声に出して言えるほどの正当性をこの暗黙ルールに見つけることはできない。
 こうして、改めて考えてみると、もともとルールに正当性が無いにもかかわらず、なんとなく守っているルールは、いつ破られてもおかしくない危ういルールなのかもしれないとの結論に達してしまう(何が言いたいんだあんたは・・・)。