JTB時刻表1000号達成

 今日の朝のラジオで、JTBの時刻表が1000号を達成したそうだ。
創刊が大正14年(1925年)だというから、84年かけて1000号に達したということだ。
最近では、ネットで列車情報を検索することが多くなり、発行部数もかなり減少しているらしいが、
JTBは今後も発行していくという。
 昨日、トーキング・ウィズ・松尾堂に、時報やATMの吹き替え、そして留守電の声を吹き込んでいる中村啓子さんがゲストとして出演されていた。松尾氏によると、のべで数えたらおそらく世界で一番多くの人が聞いたことのある声の持ち主と評していた。
 確かに時報を聞いたことがない人はいないだろう。また、この時報、中村さん以外の人が吹き込んだことはないそうだ。
 時報や留守電の時刻や件数と単位(秒とか分、または件)とは別々に録音され、機械が後で合成するそうだ。
 そういわれてみれば、「ただ今の時刻は、」と「7」の間、「7」と「時」の間に微妙な間がある。
 時刻表も時報も目立たないものではあるが、これがないと困るものでもある。こういうものは、いつまでも残していって欲しい。
 日産のカーナビの音声は、明らかに合成音声だとわかる。なぜなら、普通では絶対あり得ない発音の仕方をするからだ。
 例えば、二酸化炭素を「しー・おー・に」と呼んでしまう。最初何を言っているのかわからなかったが、文面から考えるとどうも「シー・オー・ツー」のことらしい。この手の間違えは、だんだん修正されていくのだろうけど、「に」と読むか「ツー」と読むかの区別がつくまでには相当時間がかかりそうだ。だったら、声の吹き替えのままの方が暖まりがあっていいような気がする。
 中村さんは、聞き手の状況を考えて感情輸入して吹き込むと言っていた。そんな気遣いがもっとあってもいい気がする。