草加で殺人事件

 草加で殺人事件が一昨日あった。

朝日新聞
路上、刺され78歳男性死亡 埼玉・草加

2007年09月05日00時33分

 4日午後7時20分ごろ、「人を刺した」と埼玉県草加市の公衆電話から110番通報があった。草加署員が同市草加2丁目の公衆電話に向かったところ、近くで男が血のついた刃物を持っていたため殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。

 男は近くの無職の30歳と名乗っており、調べに対し、「殺人願望を抑えられなかった」などと供述。男が刺したのは近くに住む無職小川昭三郎さん(78)で、自宅居間でうずくまっているのを妻が発見したが、出血多量でまもなく死亡した。同署は容疑を殺人に切り替えて調べる方針。

 調べでは、男は4日午後7時10分ごろ、自宅近くの路上を歩いていた買い物帰りの小川さんの右胸などを刃渡り約12センチの刃物で刺した疑い。公衆電話から110番通報した。2人は面識がなかったという。

 小川さんは妻と2人暮らしで、2人で買い物に出かけ、先に1人で帰宅する途中だった。道路で刺され自宅まで自力で戻ったとみられる。自宅は刺された現場から50メートルほどで、男が住んでいるというマンションの向かい。

 現場は、東武伊勢崎線草加駅から北西へ約700メートルの閑静な住宅街。

 男と同じマンションに住むという男性(23)は「男がパトカーで連行されるのを見た。家賃の滞納で大家から立ち退きを命じられていたようだ」と話した。

 夕方のテレビニュースでは、犯人は4ヶ月から5ヶ月家賃を滞納していて、大家に自宅の鍵を閉められていたそうだ。4月ぐらいから刃物を持ってうろついていたらしい。現場は、自分の家から1kmも離れていない場所だった。実は、その日も犯行時刻に近くの商店街で飲んでいた。
 犯行現場は、帰る方向とは違うのだが、酔っぱらってふらふら帰宅することが多い生活を続けている自分にはぞっとする話しであった。