NHK平成19年度予算案可決

 今朝、起きてテレビをつけたら、いつものニュースではなく、NHK平成19年度予算案を審議可決する国会の審議会の模様が流れていた。どの党も予算案に賛成を表明したあと、苦言を述べるというかたちで審議はすすみ、全員一致で予算案は可決された。
 しかし、あれだけ各党が苦言を述べているのに、全員一致で可決というのはどういうものか。通常の会社であれだけ苦言が出れば、まず採決は割れるはずだ。まず、予算通過ありきとしか思えない。今のNHKの経営方法を見る限り、簡単に予算を通して欲しくなかった。
 政府が小さな政府を目指しているのに、公共放送は、放送以外の分野まで子会社を持つ巨大企業になってしまっている。
 鉄道や郵便局を民営化したときぐらいの大胆な改革がNHKには求められていると思う。それには、自社での改革だけでは無理であり、国会が大胆な方策をとらなければまず変わらないだろう。