欧州委員会:CO2排出量削減、自動車メーカーへ

 毎日新聞の記事。

欧州委員会:CO2排出量削減、自動車メーカーへ

【ロンドン藤好陽太郎】欧州連合(EU)の行政機関である欧州委員会は7日、EUで自動車を販売するメーカーに対して、12年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を走行距離1キロメートル当たり120グラムまで削減するように義務付けると発表した。欧州委は今年後半にも、欧州議会に法案を提出する方針だ。

 欧州委は、自動車メーカーが新車開発などでCO2排出量を130グラムまで減らし、エアコンの改良やバイオ燃料の開発でさらに10グラムを減らすとしている。CO2排出量は95年比で35%削減される計算となる。

 CO2排出量をめぐっては、欧州メーカーは08年までに、日・韓メーカーは09年までに、いずれも140グラムにすることを目標にしているが、自動車業界任せでは達成が難しい状況になっている。

毎日新聞 2007年2月8日 0時45分

 今朝のNHKニュースで報道していたので、日経と読売のニュースサイトを見たが、掲載されていない。毎日新聞サイトに記載があったので転載した。NHKニュースでは、義務づけしようとしている120g/㎞は、1000ccカーの排出量と同じと報道していた。
 詳細はわからないが、自動車メーカーの反発があると思われ、数値自体は変更される可能性が高いかもしれない。しかし、IPCCの第4次報告を踏まえるとタイムリーな政策発表だと思う。
 日本車が、欧米での販売がターゲットになった時点で、排気量アップしていった経緯を考えると、EUが規制をしてくれることで、日本の二酸化炭素削減にも貢献してくれる可能性がある。日本の国土を考えると、日本では1600ccぐらいの車で十分な気がする。昔のように2000cc車が最高グレードぐらいでちょうど良いと思う。