被告口頭尋問

 12月1日に被告に対する口頭尋問が行われた。今回は傍聴に行けなかったので、環境ホルモン濫訴事件掲示板を参考にコメントする。
 今回の尋問では、両陣営の弁護士の質の差が大きくでたかたちになっているみたいだ。被告側弁護人の尋問は、非常にまとまった内容になっているのに対して、原告弁護人の内容は、相手のアラを引き出そうというものに見える。
 前回の原告口頭弁論では、被告弁護人が原告の矛盾点を指摘し、訂正を求めたかたちになっていたのに比べても、尋問の質が劣っているように思われる。前回の尋問で原告は、被告が出した2回のメールが失礼な内容だったと憤慨していたが、傍聴をメモを見る限り、その部分を掘り下げた尋問はできなかったようだ。
 前回は、最後に裁判官が原告に質問をしたが、今回は無かったようだ。この点でも補足の尋問は必要なしと裁判所が判断したのだろう。
 次回2月2日に最終弁論が行われ、年度内に結審となる可能性があると被告弁護人は言っているようだ。
 結局、「何が名誉毀損?」はわからないまま結審を迎えそうである。改めて考えてみると、やはりプレスリリースを出すことが目的の裁判だったのではないかと思えてくる。