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性転換する魚たち―サンゴ礁の海から (岩波新書)

　桑村 哲生著「性転換する魚たち−サンゴ礁の海から」（岩波新書）という本がある。2004年9月出版だから2年前ぐらいの本である。まだ、SPEED'98の検討結果が公表される前だったため、本書の最後で著者は「環境ホルモン」にあたりさわり無いようなコメントをしていたと記憶している。魚が環境によって簡単に性転換するのを初めて知った本だ。もし、興味がある方がおられれば、一読をお勧めする。
　確か、クマノミが簡単に性転換している例や、養殖の魚がほぼメス化していることなどが書かれていたような気がする。2年前なので、記憶が曖昧なってしまっている。申し訳ない。
　われわれが考えているよりも世の中はもっと複雑な機構で生きていると感じさせる本だった。