家で与えられる食事はコンビニエンスストアの期限切れのおにぎり、菓子パン−−。栄養失調が疑われる児童に、校長がこっそり牛乳を飲ませている小学校がある。校長は「家庭のしつけまで学校が引き受けるのはどうかと思うが、(劣悪な食事の)限度を超えている」と嘆く。食育基本法が昨年夏施行され、国は朝食を取らない小学生をなくそうと呼びかけるが、法の理念とかけ離れた現実に学校現場から悲鳴が上がっている。
毎日新聞

 この手の記事は、何が言いたいのだろう。

 政府は食育基本法に基づき今年3月、食育推進基本計画をスタートさせた。そこでは「朝食を欠く国民の割合の減少」を目標に掲げ、10年度までに朝食を取らない小学生をゼロにするとの数値目標を盛り込んだ。
 都教委の昨年の調査で「朝食を必ず取る」と答えた小学生は79.7%、中学生は70.2%。逆に「食べない」「食べないことが多い」という小学生は5.1%、中学生は11%だった。【高山純二】

 記事最後のデータを見る限り、朝食を食べていない小学生は、5.1%に過ぎない。朝食を食べていない小学生が全て、環境上悪いとは思われないので、1〜2%程度で問題があるのではないかと思う。
 統計データから見れば、最初の引用の最後に出てくる「学校現場から悲鳴が上がっている」状態ではないように思えるのだが・・・