健康に影響する食生活、しかし・・・

 食べものはあくまでも「食べもの」。「薬」でも「毒」でもない。「それを食べさえすれば健康が保証される」も「それを食べると病気になる」も、いずれも食べものが本来果たすべき役割以上の期待や懸念。
 食と健康が深く関わることは事実であるが、特定の食べものがすぐに体をよくしたり悪くしたりと言う話ではない。長期間にわたる食生活の状況が長い時間をかけて健康状態に反映されていく。例外は食中毒と有害物質の混入。万能薬として機能する食品も、有毒物のように作用する食品も基本的にはない、と理解しておく事が大切。