環境ホルモン訴訟事件第5回口頭弁論傍聴

 今日、初めて裁判というものを傍聴した。場所は横浜地方裁判所みなとみらい線日本大通り駅で下車し、2番出口を上がってすぐ。入り口を入ると右手に今日予定されている口頭弁論が張り出されていて、そこでどこの法廷で行われるかが確認できる。905号で行われるのを確認しエレベータで9階へ。905号は左手奥側にあった。部屋の前に待機所がありそこで前の裁判が終わるまで待つ。個々の審議は、30分ごとに組まれている。前の裁判が予定通り終わり、905号に入る。傍聴人が多いことを予想して、裁判所の人たちが椅子を補充。通常10人ほどが傍聴できるスペースに30人分くらいの椅子が並べられた。実際の傍聴者は17名前後だったと思う。法廷には、丸テーブルがあり、傍聴側から見て、中央に裁判官と裁判所の方2名が座り左側に原告と原告弁護士2名、右側に被告と被告弁護士2名が座った。意外だったのは、法廷が丸テーブルだったこと。椅子も普通の椅子で、裁判官も同じ椅子に座っていた。今回は被告側の反論ということで、準備書面が提出され、裁判長が傍聴人が多いので、被告弁護士に簡単に準備書面の内容を話すよう指示された。被告弁護士は、原告の意見書が本来の論争である名誉毀損からはずれていることを指摘、名誉毀損にあたる論点がどこにあるかを説明した。これに対して、裁判官が原告側に質問や反論があるかを訪ね、原告側から質問と簡単な反論があった。反論に関しては意見書を提出するように裁判官から指示があり、その後、初めて原告と被告がそろったので、裁判ではなく、お互いに話し合いで解決する意志があるかを裁判官が双方に訪ねたが、原告は「ごめんなさいと言えばすぐに裁判は終わる」と発言。被告は「当初は訴訟を取り下げてくれるようにお願いしたが、その後事実とは違う内容が出て来たので反訴せざる終えなくなった。今は話し合いでの解決は難しい」と発言した。原告が「あんな失礼なメールを送ってきて、被告は最初っから謝る気がまったくない。」と発言したのに対し、被告が「裁判所に提出したメール以外は一切送っていない。」発言した。次回の予定が決められ法廷は終了した。