学芸員は観光振興のがん

地方創生相が発言した一言。「がん」ということばに、患者やその家族から傷ついたという声が多く届いていると日経新聞の春秋蘭に書かれていた。「○○はがん」この表現、確かに何気なく使用してしまうケースがあるような気がする。何気ない一言が、思いもよら…

擬音語・擬態語の今昔

山口仲美著『犬は「びよ」と鳴いていた~日本語は擬音語・擬態語が面白い』(光文社新書) 著者山口さんの話だと、900年前の『今昔物語集』に見られる擬音語・擬態語を丹念に調べると、5割から6割近い語が現代まで継承されているそうです。 例えば、『…

使われなくなっていく言葉たち

電子書籍を使うようになってから、2年が経とうとしている。ソニーの電子書籍からキンドルに切り替えたのが昨年の12月。新刊本を読む他、今まで文庫本等の紙媒体で所持していた本のうち、採っておきたい本のみを電子版で再購入している。 今読み直している…

Lumix Phone バージョンアップ

先週、ようやくルミックスフォーンのバーションアップ情報が届いた。なんと、最初の更新情報が流れて半年ほどかかっての更新だった。 携帯事業を存続するかどうかの判断がその間にあったことは想像できるが、あまりにユーザーを無視した対応にあきれるばかり…

日本語に翻訳するということの大切さ

インターネットにこれだけたくさんの情報が流れている現在、その国らしさをきちんと考え、それを維持し、それを世界に発信していくことは難しくなっているのではないでしょうか。 最近、思っていることの一つが、著作権というのはそのうち機能しなくなると言…

使い切れないもの

毎年、冬に最後まで使えきれないものがある。メンソレータムのリップスティック。人間50を過ぎると、どうしても冬肌が乾燥し、当然唇も乾き、ひび割れに見舞われる。そして、必須になるのがメンソレータムのリップスティックだ。しかし、このリップスティ…

春の嵐(メイストーム)

春の嵐という言葉があります。4月下旬から5月上旬にかけて日本海上で台風並みに発達した低気圧がもたらすものすごく強い風と雨を伴った現象です。 今年は、なぜか3月にこの春の嵐が訪れています。昨日を含め、これで3回程訪れたのではないでしょうか。春の嵐…

行間を読む

作家の伊集院静さんが、以前テレビかラジオで「作家とは」という質問に対して、「毎日書き続けられること」と答えていた。実際、ブログを始めて見て毎日書くということの難しさを実感として味わった。 素人である我々は、何を書くかを考えてしまう。もう、そ…

アイディアの本質

アイディアというものは、あくまでも人を動かす原動力です。人を動かさないものはアイディアではありません。 その本質を踏み外さずに、またビジネス上のものであることを忘れずに、生活者やマーケット、世の中にインパクトを与えて、驚きや納得、共感を得る…

尊敬と嫉妬

ぼくはクリエイティブディレクターの基本姿勢は、尊敬と嫉妬だと思っている。それぞれが50%ずつある状態。そうでなければ、いいクリエイティブ表現は生まれないとさえ思う。 「一つ上のアイディア。」(大島征夫) 人は、何らかの刺激を何かから受けなけ…

感銘を受けた本を読んで思うこととは

自分の生き方や考え方に大きく影響を及ぼしてくれる本に出会う機会は、そんなにあるものではないと思う。自分の場合、一年に一冊出会えれるかどうかだ。だからこそ、そういう本に巡り会えると深い感動を覚える。そして、最近、そういう本にまた出会った。そ…

欲しいのは、何でも出来るスマートフォンじゃない

携帯電話をスマートフォンに変えてから、早1年半ほどになる。購入したのは、Android のXperia 。以前、仕事の関係で、マックを使用していた頃があり、そのときにたびたび暴走するマックに痛い目に遭った経験があった。そのため、スマートフォンとして最初に…

オリンパス含み損、最大1千数百億円 2000年に飛ばしか

今朝、日経の記事。記事によると、 複数の関係者によると、同社は90年代に財テクに失敗、保有していた金融商品の含み損は最大で1千数百億円に上ったという。こうした含み損について公表せず、処理も先送りし続けていた。 この問題、海外でもかなり波紋を呼…

酒造メーカーのわさび漬け

先月、澤ノ井というお酒を製造している小澤酒造で買い求めたわさび漬けを食べて、そのうまさに驚いた。考えてみると当たり前と言えば当たり前で、わさびを酒粕に漬けて作るわさび漬けは、酒粕がうまくなければうまくならないはずだ。 小澤酒造のわさび漬けは…

酉の市

ここのところ、朝がかなり涼しくなってきた。朝、ジョギングをしていると、むき出しになった手のひらが冷たくなるのを感じる。今日、部屋に戻ってからシャワーを浴びたとき、手のひらに熱さを感じた。 今年の11月は比較的暖かいという予報をテレビなどがここ…

電子書籍リーダー10日利用して思うこと

ソニーの電子書籍リーダーを購入して、早十日が過ぎた。電源の入出に時間がかかる以外は、あまり不満もなく利用している。バッテリーの減り具合は、全く気にならない。バッテリー残量表示を見ると未だフル充電モードのまま。一日あたりの使用時間は、平均す…

タイ洪水、世界でHDD不足懸念 パソコン生産に影響

タイの洪水の影響で、ハードディスク駆動装置(HDD)が不足する懸念が強まってきた。世界生産の5割を占めるタイの工場の大半が浸水。日米のHDDメーカーは他国での代替生産を急ぐが、対応が間に合わず11月にもパソコンやカーナビゲーションシステムが…

季節の変わり目

今週は、暖かな日というよりも、湿気が高い蒸し暑い日が続いていた。朝のジョギングでは、湿気を肌で感じてかなりの汗が噴き出す日が続いた。ところが、昨日の夕方から風が強くなり、一気に空気が入れ替わったらしい。今朝、起きてジョギングのため、外に出…

越冬モード

血圧も平均して二十ミリメートル(水銀柱)ほど低くなった。便通も悪くなった。毎日一回という人は少なく、三日に一回、中には四、五日に一回という人もあった。体のすべてが”冬ごもり”をしている中で、神経だけがピリピリしていた。これほどまでに、太陽は…

電子書籍リーダーを使ってみる

先週木曜日に購入した電子書籍リーダーをこの休みの間、使ってみた。思っていたよりも快適に使える。立ち上がりとシャットダウンこそ時間がかかるが、通常の動作の速さは、許容範囲内だった。電車内で読むのに不自由はない。ただ、駅構内などを移動する時は…

ソニー電子書籍リーダーPRS-T1購入

昨日、ヨドバシカメラでソニーの電子書籍リーダーを購入した。価格は、19800円。昨日が発売日だったのだが、キャンペーンのようなものは全く見られず、現物展示もされていなかった。タブレット発売時と比較するとあまりに静かなスタートだった。家に帰…

電子書籍の普及は進むか?

今日の日経新聞の一面見出しは、「アマゾン、日本で電子書籍」。アマゾンが、電子書籍に関して本格的に参入するために、各出版会社と交渉を進めているという記事。奇しくも今日は、ソニーの電子書籍リーダー二代目の発売日。実は、今日、ソニーの電子書籍リ…

防災訓練

昨日、会社の防災訓練があった。3月11日の大震災があった影響か、今年の参加人数は多いという。来週から設置されるAEDの説明があった。心肺停止状態にある人を救うための機械である。 まずは、息をしていないことを確認する。右肩をたたきながら意識確認…

シングル・モルト・ウィスキー

村上春樹著「もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)」からの引用。 それぞれにきりっとしたパーソナリティーがあり、アロマによって生産地が特定できるというのも、シングル・モルトの素敵な特長のひとつである。スコッチではそれができない…

ベニズワイはメタン好き、日本海底に密集

2010年8月19日の読売オンラインの記事。 東京大などの研究チームは18日、新潟県沖の日本海の海底で、大量のメタンが湧出 ゆうしゅつ する場所を好んで、ベニズワイガニが密集していることがわかったと発表した。 メタンを湧出する環境がベニズワイガニにと…

人口ははるか以前に、地球の食物生産量を超えていた

トーマス・ヘイガー著「大気を変える錬金術――ハーバー、ボッシュと化学の世紀」(みすず書房)からの引用。 クルックスの演説から百余年、人口は倍増し、また倍増し、これから二、三〇年でまた倍増する見込みだ。人口ははるか以前に、地球の食物生産量を超え…

クルックスの予想

トーマス・ヘイガー著「大気を変える錬金術――ハーバー、ボッシュと化学の世紀」(みすず書房)からの引用 一八九八年年、イギリスのプリストルにある音楽ホールで、白くなりかかったあごひげと口ひげをきれいにそろえ、ワックスで長い針のように固めた細い男…

誰にミック・ジャガーを…

村上春樹著「走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)」からの引用。 僕は今、五十代の後半にいる。二十一世紀などというものが実際にやってきて、自分が冗談抜きで五十代を迎えることになるなんて、若いときにはまず考えられなかった。もちろん…

ウイルスって何からできているの?

岡田吉美著「ウイルスってなんだろう (岩波ジュニア新書)」からの引用。 最初に純粋な形で分離されたウィルスは、TMV(タバコモザイクウィルス)です。第1章3で述べたように。TMVはタンパク質らしいという予想で、タンパク質の精製法をそのまま使っ…

ウイルスが結晶化

岡田吉美著「ウイルスってなんだろう (岩波ジュニア新書)」(岩波ジュニア新書)からの引用。 ウイルスが結晶化されたということは、科学者にとって大きな衝撃でした。ウイルスはどんどん自分と同じものを増やしていきます。それは見かけ上、細菌と同じです…